今年の最後の授業
短大での授業は今年は今日で最後で,あとは年明けに3回やって終了である。以前から一度,現場の編集者にゲスト講師として講義してもらおうと計画していた。残りの講義も少なくなってきたのと,ちょっと僕自身,息切れなこともあって知り合いの若手女性書籍編集者にお願いした。編集に興味を持つ学生が多いこともあり,夢見ているところもあって現実を教えたいのと,反面,現場で活躍する女性に登場いただいた方が,学生にとって親しみを感じるのではないか,とも考えていた。
ただ,注意しないと私語が始まる学生たちなのでゲスト講師に迷惑をかけまいか,それが心配だった。「私語している学生は注意して回りますから」などと事前に話しておいた。ところが,これが杞憂なんですね。私語もなく真剣にノートをとりながら授業を聞いているではないか。もちろんよく準備された魅力的な授業であるからこそなのだが,僕としては「おいおい,俺の授業で私語するのは,そんなにつまらないからか?」と心密かにつぶやいていた。
僕も知り合いの教員をとおして直接,間接にゲスト講師で呼ばれることがある。ゲストに対する学生のマナーなのか,たいていは静かな授業態度で聞いてくれてアンケート結果の評判もよい。友人の教員も,自分の授業で学期末にアンケートを採ったところ,ゲスト講師と現場見学だけが評判よかったと冗談交じりに憤慨していた。
というわけで,「ゲスト講師は好いところ取り」と自分を慰めている。
